TOOL SHOP / WHAT TO SELL
工具・金物店がネットショップで 何でも売ろうとしない方がいい理由
工具・金物店では、電動工具、刃物、金物、部品、消耗品、作業用品など、数多くの商品を扱っています。
特殊な型番や古い部品まで幅広く揃えていることは店の強みであり、ネットショップにたくさんの商品を掲載すること自体は問題ありません。
ただし、すべての商品を同じように並べていると、お客様から見たときに何が得意な店なのかが見えなくなってしまいます。
これは、ネットショップに掲載する商品数を減らしたり、特定の品物だけに絞り込んで販売したりする話ではありません。
品揃えの多さを活かしたまま、ネットショップ上での見せ方をどう整えるかという話です。
01 / LARGE ONLINE STORE
モノタロウは「何でも揃う」こと自体が選ばれる理由になる。
モノタロウのような大手通販では、あらゆる商品を網羅していること自体が強みです。工具、金物、部品から消耗品まで、必要なものを一度にまとめて探せます。
あらゆる商品を一括で探せる。
型番や商品名ですぐ探せる
在庫の有無をその場で確認できる。
必要な商品をまとめて注文できる
こうした商品数や検索性、在庫・配送の仕組みがあるからこそ、「何でも揃う」という見せ方が成り立ちます。大手通販と小さな工具・金物店では、「何でも扱う」ことの意味が全く異なります。
WHEN THE SHOP LOOKS GENERIC
何でも同じように並べると、他店との違いが見えなくなる。
電動工具、刃物、金物、作業用品、交換部品まで、すべての商品を均等に並べてしまうと、他店との違いが画面上から消えてしまいます。
店独自の特徴が見えないと、お客様の目は「商品そのもの」にしか向かいません。
その結果、まったく同じ商品を扱っているAmazonやモノタロウと、条件だけで比較されることになります。
商品数が多いことではなく、店の特徴が見えない状態で並べられていることが問題です。
03 / CHOOSE THE FACE OF THE SHOP
自店が詳しい分野の中から、店の顔にするものを決める。
長年の商売の中で扱ってきた分野の中から、「この店といえばこれ」と言える看板を決めます。
旧型機種や交換部品を長く扱ってきた
一般的には見つけにくい寸法や規格を扱っている
電気工事の現場で使う工具や消耗品に詳しい
販売だけでなく、修理や研磨にも対応している
自店が得意とする範囲に合わせて、まずは軸となる分野を定めます。
その前に、自店の知識や経験をどんなお客様に活かせるのかを考えたい場合は、 「工具店がAmazonやモノタロウと価格で戦わずにネット販売するには」 もあわせてご覧ください。
04 / PUT THE RIGHT PRODUCTS FORWARD
決めた分野の商品を、ネットショップの中心にする。
軸にする分野が決まったら、その分野の商品を優先して前に出します。
- 交換部品・廃番パーツ
- 代替部品
- 手入れ・メンテナンス用品
- 日常的に使う基本工具
- 現場の定番消耗品
- 交換用パーツ
- 加工用の専用刃物
- 研磨・仕上げ用品
- 関連する消耗品
何を一番大きく見せるか、どのカテゴリーをおすすめとして出すかを、決めたテーマに一致させます。
MAKE THE WHOLE SITE CONSISTENT
サイトを開いたときに、何が得意かすぐ分かるようにする。
前に出す商品が決まったら、サイトにアクセスして最初に触れるエリアの配置を整えます。
一番目立つ場所にメイン分野の商品群を置く。
注力している分野のメニューを上部に配置する。
テーマに沿った関連アイテムや部品を並べる。
修理や加工など、対応可能なメニューを掲載する。
トップページを開いた瞬間にメインの商品群や関連カテゴリーが目に入る状態を作ることで、サイト全体の配置がまとまります。
06 / OTHER PRODUCTS
その他の商品まで減らす必要はありません。
すべての商品をメイン扱いしないというだけで、その他の商品をサイトから外す必要はありません。
特殊な型番、たまにしか売れない部品、常連さんが買う消耗品などはそのまま掲載しておきます。
入口でメインの分野を見せつつ、検索やカテゴリーからその他の商品にも辿り着ける構成にすれば、品揃えの豊富さもそのまま活かせます。
中心にする分野が決まったあと、そこからどんな商品やサービス、情報を揃えて売れるショップを作るのかは、 「工具・金物店がネット販売で売れるお店を作るための具体的な考え方と進め方」 で詳しく解説しています。
SUMMARY
まとめ
何でも売ることが悪いのではなく、すべての商品を同じように見せることで店の特徴が分からなくなることが問題です。
小さな工具・金物店では、中心にする分野を決め、その分野の商品を前に出します。その他の商品もラインナップに残しながら、何の店なのかが自然と伝わる状態を作っていきます。
NEXT READING
