HOW TO EXPAND YOUR ASSORTMENT
ネットショップの商品数は多い方が売れる? 小さな会社が品揃えを広げる順番
売上を増やしたい。
でも、商品数を増やせば売り上げは伸びるのでしょうか。
商品が10点なら20点にする。 20点なら50点にする。 扱う商品が増えれば、売れる商品も増えて、 売上も伸びるのではないかと考えるのは自然なことです。
実際、商品数が増えれば検索される入口も増え、 関連商品を提案できる機会も増えます。 ただし、小さな会社では、 商品を増やしただけで売上まで同じように増えるとは限りません。
先に考えたいのは、 今ある主力商品・得意分野で、お客様から選ばれる店になっているか。 そのうえで、実際に選んでくれるお客様に必要な方向へ品揃えを広げていくことです。
01 / WHY MORE PRODUCTS SEEM ATTRACTIVE
売上を増やしたいから、 商品を増やすという発想。
商品を増やすこと自体には、確かに利点があります。
ネットショップの商品数が増えれば、 商品名や用途から検索される入口も増えます。 一つの商品を見に来たお客様へ関連商品を提案できるようになり、 用途や予算に応じた選択肢も用意できます。
扱う商品が増えれば、それぞれの商品名や用途から見つけてもらえる機会も増えます。
一つの商品では合わなかったお客様にも、別の選択肢を提示できます。
一緒に使う商品や、購入後に必要になる商品も提案できます。
同じ分野の中でも、使い方の違うお客様へ必要な商品を用意できます。
そのため、「商品を増やす」という考え方そのものが間違っているわけではありません。
MORE PRODUCTS ≠ MORE SALES
しかし商品数を増やしたからと言って、
自社を選んで購入してもらえるとは限りません。
例えば、新しい商品を10点追加したとします。 その10点が市場でよく売れている商品でも、 他店も同じように扱っていれば、自社で売れるかどうかは別の話です。
競合店の方が安い。 在庫が豊富。 知名度も高い。 商品説明にも大きな違いがない。 その状態なら、商品ページを10ページ増やしても、 自社から買う理由まで10個増えたわけではありません。
「商品を増やせば、その分だけ売上も増える」という単純な関係ではありません。
ですので、品揃えを広げる前に確認したいことがあります。 それは、今ある主力商品や得意分野で、 そもそもお客様から選ばれる店になっているかどうかです。
03 / BUILD THE CENTER FIRST
品揃えを広げる前に、 まず「この店から買いたい」を作る。
小さな会社は、広げる前に中心を作ります。
商品数が少ないうちに、 主力商品や得意分野について 「このことなら、この店に相談したい」 「同じ商品なら、この店から買いたい」 と思ってもらえる状態を作ります。
ここで必要なのは、 品揃えを増やすことではありません。 今ある商品を通して、自社がどんなお客様に役立てるのかを確かめることです。
品揃えを広げる前に、まず主力商品や得意分野で「この店から買いたい」と思ってもらえる状態を作ります。 そのうえで、実際に集まってきたお客様の相談や使い方を見ながら、次に必要な商品を考えていきます。
広げる前に、まずお店の軸を作る。
その軸に集まるお客様を見てから、次の商品を考えます。
この順番にすると、次に増やす商品を売れ筋ランキングから決めるのではなく、実際のお客様の相談や使い方から考えられるようになります。 すると、「この商品を買った人には次に何が必要か」「今の品揃えではどこが足りないか」が分かり、そのお客様に合った商品を揃えやすくなります。 その結果、「この店は自分のことをよく分かっている」「この分野なら、この店に相談すればいい」と感じてもらいやすくなります。
04 / CUSTOMERS SHOW THE NEXT STEP
お店の軸ができると、 「誰のための店か」が見えてきます。
選んでくれるお客様を見れば、次に必要な商品も見えてきます。
主力商品・得意分野を通してお客様が集まると、 どんな人が自社を選んでいるのかが具体的に分かってきます。
どんな相談が多いのか。 どんな使い方をしているのか。 購入後に何に困るのか。 次に何が必要になるのか。
例えば、ある業務用品を購入したお客様から、 「この作業には一緒に何を使えばいいのか」という相談が繰り返し入るなら、 その関連商品を揃える明確な理由になります。
また、主力商品を買う初心者から同じ質問が多いなら、 初心者でも使いやすい別の商品や、 一緒に必要になるものを加えることも考えられます。
「もっと商品を増やせば、売上も増えるのではないか」
「このお客様には、次に何が必要になるのか」
このように、お客様の相談や使い方を見ていると、 今の品揃えではどこが足りないのか、 次にどんな商品が必要なのかが具体的に見えてきます。 では、その必要性を実際の商品追加へどうつなげるか。 次はその順番を整理します。
05 / ADD FOR THE CUSTOMER
「もっと売りたいから」ではなく、 「このお客様に必要だから」増やす。
商品を増やす理由を変えると、品揃えの方向も変わります。
第4章で見えてきた必要性を、そのまま商品追加につなげます。 売上を増やすことだけを目的にするのではなく、 今いるお客様の相談や使い方をもとに、 必要な商品を順番に加えていきます。
まず店の中心になる商品・分野でお客様が集まる
購入前後の困りごとや次に必要なものを知る
そのお客様に役立つ方向へ品揃えを広げる
「この商品を買った人には、この関連商品も必要になる」 「この用途のお客様には、別の選択肢も必要だ」 「購入後にこれがあると、もっと使いやすい」 という理由で商品を加えていきます。
商品数を増やすことを目的にしない。
お客様に必要な商品を増やした結果として、商品数が増えていく。
この考え方なら、 商品が増えるほど店の方向が散らばるのではなく、 あなたのお店を選んでくれるお客様に、より深く役立てる品揃えになっていきます。 ここから先は、その広げ方をもう少し整理してみます。
EXPAND DEEPER, NOT WIDER
小さな会社の品揃えは、
横に広げるより、深く広げる。
あなたのお店を選んでくれるお客様に必要な商品を増やしていくと、 その店を利用する理由も、一つの商品だけではなくなります。
主力商品を買うだけでなく、 一緒に使うものも選べる。 用途に合う別の選択肢もある。 購入後に必要になる商品も相談できる。 そうなれば、お客様にとってその店は、 単に「この商品を売っている店」ではなくなります。
「この店は自分の使い方を分かってくれている」 「この分野なら、この店に相談したい」 と思ってもらいやすくなります。
ここでいう「深く広げる」とは、 商品数を少なくすることではありません。 あなたのお店を選んでくれるお客様とは関係の薄い分野へ次々に広げるのではなく、 そのお客様の用途や悩みへ、 もう一段深く入っていく方向へ商品を増やすということです。
品揃えは、「誰のための店なのか」がより明確になる方向へ広げます。
そう考えると、 「何点まで増やせばいいか」という数字だけではなく、 「この商品は、あなたのお店を選んでくれるお客様にとってなぜ必要なのか」で判断できます。
CONCLUSION
売上のために商品を増やす前に、 品揃えを広げる順番を考える。
ネットショップの商品数は、多ければ多いほど売れるわけではありません。 だからといって、少ない方が正しいわけでもありません。
小さな会社では、 まず主力商品・得意分野で選ばれる店を作る。 そこで集まったお客様の相談や使い方を見ながら、 次に必要な商品を考えます。
売上を増やすために商品を増やすのではなく、
まず選ばれる店を作る。
その店を選んでくれるお客様に必要な商品を増やす。
この順番なら、 商品数が増えても店の方向がぼやけにくくなります。 むしろ、そのお客様に必要なものが揃うほど、 「この分野なら、この店」と感じてもらいやすくなります。
小さな会社の品揃えは、 「誰のための店なのか」がより明確になる方向へ広げる。 商品数を考えるときは、そこを基準にしてみてください。
SUPPORT
商品を増やす前に、 どの方向へ広げるかを整理する。
商品数を増やすべきか迷っているときは、 今の主力商品を誰が選んでいるのか、 そのお客様が次に何を必要としているのかを整理すると方向が見えやすくなります。
Trustbeでは、 現在の商品やお客様からの相談内容を確認しながら、 どの方向へ品揃えを広げるかも一緒に考えます。
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