ECサイトの作り方|小さな会社が構築から公開まで進める手順|Trustbe

HOW TO BUILD AN EC SITE

ECサイトの作り方。 小さな会社が構築から公開まで進める手順。

ECサイトは、デザインから作り始めるものではありません。

まず、自社の販売に必要な機能を整理し、 その機能を無理なく用意できる構築方法を選びます。

そのうえで、必要なページを作り、商品を登録し、 決済、送料、配送などを設定します。 最後に実際の注文を一度通し、 問題なく受注から発送まで進められることを確認してから公開します。

ECサイトを作るとは、ページを完成させることではなく、 実際に注文を受けられる状態までつなげることです。

01 / BUILDING METHODS

ECサイトには、 いくつかの作り方があります。

必要な機能が用意されたサービスを使う方法から、 自社専用のシステムを一から開発する方法まであります。

すべての仕組みを詳しく理解する必要はありません。 小さな会社の場合は、「どんな違いがあり、自社にはどの方法が合いそうか」を把握できれば十分です。

01

ASP型ECサービス

商品登録、カート、注文管理、決済など、 ECサイトに必要な基本機能があらかじめ用意されています。 比較的少ない費用と短い期間で始めやすく、 小さな会社が初めてECサイトを作る場合に検討しやすい方法です。

02

オープンソース

公開されているECシステムを利用して構築する方法です。 自由度は高い一方で、サーバー管理、セキュリティ対策、 システム更新などの知識や保守が必要になります。

03

ECパッケージ

ECサイトに必要な機能をまとめたシステムを導入し、 自社向けに設定やカスタマイズを行います。 複雑な販売方法や社内システムとの連携にも対応しやすい方法です。

04

クラウドEC

クラウド上のECシステムを利用しながら、 必要に応じて機能や外部システムとの連携を加える方法です。 ASP型より柔軟に構築しやすく、規模の大きなEC事業にも対応しやすくなります。

05

フルスクラッチ

既存のECシステムを使わず、自社専用のECサイトを一から開発します。 自由度は高い反面、開発費、期間、保守費用も大きくなります。 独自の販売方法や複雑な連携が必要な場合の選択肢です。

構築方法 始めやすさ 自由度 費用の大きさ 小さな会社の初回構築
ASP型ECサービス 高い 中 小〜中 検討しやすい
オープンソース 中 高い 中〜 技術体制による
ECパッケージ 低め 高い 大 要件が複雑な場合
クラウドEC 中 高い 中〜大 規模や連携要件による
フルスクラッチ 低い 非常に高い 非常に大きい 通常は優先度が低い

小さな会社の場合の見方

初めてECサイトを作り、一般的な商品販売から始めるなら、 まずASP型ECサービスから検討するケースが多いです。

  • 一般的な商品販売から始める → まずASP型ECサービスを検討
  • 独自の機能や社内システムとの連携が必要 → ECパッケージやクラウドECも候補
  • 特殊な仕組みを一から作る必要がある → フルスクラッチを検討

最初から複雑な方法を選ぶのではなく、 今必要な機能で始め、必要になった段階で他の方法を検討する考え方で十分です。

02

CHOOSE BY WHAT YOU NEED

どの方法を選ぶかは、
自社に必要な機能から考えます。

ECサイトの構築方法を調べ始めると、 「どのサービスが一番いいのか」という比較になりやすくなります。

ただし、会社によって必要な機能は違います。 一般的な物販であれば、まず次のような機能があれば販売を始められます。

  • 商品を登録できる
  • 商品をカートへ入れられる
  • 注文を受けられる
  • 決済できる
  • 送料を設定できる
  • 注文内容を管理できる
  • 在庫を確認できる
  • 発送処理ができる
  • お客様へメールを送れる
  • 問い合わせを受けられる

たとえば、定期購入をしたい。 得意先ごとに価格を変えたい。 実店舗とネットの在庫を連動したい。 社内の販売管理システムとつなぎたい。 こうした条件がある場合は、より柔軟な仕組みが必要になります。

機能が多いほど良いわけではありません。 今の自社の販売に必要な機能を整理し、 それを無理なく実現できる構築方法を選びます。

03 / BEFORE BUILDING

制作を始める前に、 サイトへ反映する販売条件を整理します。

構築途中の作り直しを減らすために、 サイトへ設定する内容を先に決めておきます。

商品、価格、送料、配送地域、決済方法、発送日数、 返品・交換など、サイトへ反映する販売条件を整理します。

ここが未整理のまま制作へ入ると、 送料設定を変える、商品カテゴリーを組み直す、 決済方法を追加するといった変更が途中で増えやすくなります。

04 / SITE STRUCTURE

ECサイトの構成と、 必要なページを決めます。

購入者が商品を探して注文するページと、 会社情報や利用条件を確認するページを用意します。

01

トップページ

扱う商品や会社の概要を伝え、商品一覧や各カテゴリーへ進める入口にします。

02

商品一覧

商品を一覧で確認できるようにし、商品数が多ければカテゴリーや用途で整理します。

03

商品詳細ページ

商品名、写真、価格、仕様、在庫、送料、発送時期など、購入判断に必要な情報を載せます。

04

カート・注文ページ

数量、配送先、決済方法などを入力し、注文を完了できる状態にします。

05

会社情報・問い合わせ

運営会社の情報と、お客様が質問できる連絡手段を用意します。

06

利用案内

支払い方法、送料、発送時期、返品・交換などを確認できるようにします。

07

特定商取引法に基づく表記

ネット販売に必要な販売条件や事業者情報を掲載します。

08

プライバシーポリシー

お客様から預かる個人情報をどのように扱うのかを掲載します。

05 / PRODUCT REGISTRATION

商品を登録し、 商品ページを作ります。

商品ごとに必要な情報を揃え、 表記のルールを決めて登録します。

一般的には、商品名、商品画像、販売価格、商品説明、 サイズ・仕様、在庫数、商品コード、送料区分、発送時期などを入力します。

商品ごとに送料や発送時期の表記がばらばらにならないよう、 基本項目と入力ルールを決めてから登録すると管理しやすくなります。

このページでは制作工程に絞るため、 商品説明の詳しい書き方は別記事で解説しています。

ECサイトの商品説明テンプレートを見る

06 / STORE SETTINGS

決済・送料・配送など、 注文を受けるための設定を行います。

商品ページができても、 注文処理に必要な設定が終わっていなければ販売は始められません。

01

決済方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、 ID決済などから、自社のお客様が使いやすく、 社内でも管理しやすい方法を設定します。

02

送料

全国一律、地域別、商品サイズ別、購入金額別など、 実際の配送方法に合わせて設定します。

03

配送方法

宅配便やメール便など、利用する配送方法を登録し、 商品ごとに配送方法が異なる場合はその条件も設定します。

04

在庫

初期在庫を登録し、実店舗と共通在庫を販売する場合は、 売り違いが起きない運用方法も決めます。

05

注文通知

注文が入ったときに誰へ通知が届くのかを確認し、 普段確認するメールアドレスへ届くようにします。

06

自動メール

注文受付、入金確認、発送完了などのメールについて、 会社名、問い合わせ先、案内内容に間違いがないか確認します。

07

税率・価格表示

税込・税抜の表示や、商品ごとの税率が正しく設定されているか確認します。

08

返品・交換条件

返品を受け付ける条件、期限、送料負担などを決め、 購入前に確認できる場所へ掲載します。

07

TEST ORDER

公開前に、
必ず一度テスト注文を行います。

ECサイトの見た目が完成しても、 実際の注文が最後まで処理できるかは別の確認です。

01商品を見る
02カートへ入れる
03決済する
04注文メールを確認する
05管理画面で受注確認
06在庫を確認する
07発送処理する
08発送メールを送る

送料、税額、決済金額、注文通知、在庫反映、 発送処理、自動メールなどが正しく動くかを確認します。 スマートフォンからも一度注文してみると、 入力しにくい箇所や見づらい部分にも気づきやすくなります。

確認したいのは、 「ECサイトが表示されるか」ではなく、 「一件の注文を最後まで問題なく処理できるか」です。

08 / OPEN

問題がなければ公開し、 運営へ移ります。

公開前の最終確認を終えたら、 ECサイトの構築はいったん完了です。

公開前の最終確認

  • 商品が正しく表示されているか
  • 価格・在庫・送料に間違いがないか
  • 決済方法を利用できるか
  • 会社情報・問い合わせ先は正しいか
  • 特定商取引法に基づく表記があるか
  • プライバシーポリシーがあるか
  • スマートフォンでも問題なく操作できるか

公開後に始まること

商品更新、受注対応、問い合わせ、 ページ改善、集客などは公開後の運営です。

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SUMMARY

ECサイトは、 構築方法を選んで終わりではありません。

ECサイトには、ASP型ECサービス、オープンソース、 ECパッケージ、クラウドEC、フルスクラッチなど、 いくつかの作り方があります。

小さな会社が最初に考えたいのは、 最も高機能な方法を選ぶことではありません。 自社の販売に必要な機能を整理し、 その機能を無理なく用意できる方法を選びます。

  1. 01販売条件を整理する
  2. 02必要なページを決める
  3. 03商品を登録する
  4. 04決済・送料・配送を設定する
  5. 05テスト注文する
  6. 06公開する

お客様が商品を選び、注文し、 その注文を会社側で確認して発送できるところまでつながって、 初めて実際に使えるECサイトになります。

最初から必要以上に大きな仕組みを作る必要はありません。 今の自社の販売に必要な機能から始め、 実際に運営しながら必要なものを加えていく方が、 小さな会社には進めやすい方法です。

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